株式会社Writing World

動きのメソッドができた背景

動きのメソッドができた背景

動きのメソッドができた背景

2024/01/25

     幼少期より筆を持ち書道を始めました。学生時代は、出品する書道コンクールは全て上位賞を受賞し、得意なことでありましたが、受賞の裏には人知れない膨大な練習量があるのです。とにかく練習量が物を言う世界です。成長するにつれて、従来の書における練習法は、どうなんだろうという疑問が芽生えるものの古典を重んじる書の分野に関してどうこう言える立場でもなく、その疑問が解消されずに大人になりました。 
   1994年に師範を取得し、自分が指導する立場になりました。

 多くの生徒さんと出会う中で、大人の方の希望は、書道よりもペン習字が圧倒的に多く、日常で恥ずかしくない字を書ければいい、というものでした。 字を書く、上手く書けるかどうかは、環境や才能等色々言われてきたところですが、字を書くということは、日本人ならば全ての人がすることであり、今の年齢に合わせてそれだけの量の字を書いてきたわけです。その中で、大人になって、社会的な地位も得ている方々が、自分の名前を書くのが恥ずかしいというお悩みを抱えて習いに来てくれたのです。現状を知り、自分のところに来てくれた方々全てを上手くする方法がないものだろうかということに、自分の書家としての情熱を注ぐことにしました。  
    自分の人生と書とは切り離せないほどの多くの時間を使い、幼いころからの習う立場での視点と、指導する立場での視点、作品を出品する立場の視点と審査する視点等、ありとあらゆる視点から多角形に書の教育というものをとらえることができるのが私の強みです。 1000人を超える生徒さん方との出会いが、今、多くの方々は字を書くことに対してどういう思いをお持ちなのかということの本音を聞くことができ、私の進む方向を決めてくれました。多くの人が望んでいることは、字が下手だというコンプレックスは持ちたくない、ということです。ということは、ここを解消できれば幸福度が上がるという観点から誰でもうまくすることについて、人体構造、力学、といったあらゆる角度から上手くなる方法を各専門家の意見を取り入れ研究しました。 長い時を経て、世の中の字を書くことが苦手という方々の悩みを解決するものを作り上げることができました。誰でも、これまでのことに関係なく上達することができる動きのメソッドを完成させることができたのです。  
 しかし、そこでまた一つの課題が出ました。今、忙しく働いている方々は、できるだけ早くこの問題を解決したいということです。書の勉強は、そんな短時間でするものではないのです。習う立場である時に「練習せずにすぐに上手くなる方法はありませんか」等というと、破門されます。そういうことは口が裂けても言えないことでありましたが、世の中はどんどん変わっています。それに応じて、教育の分野も変わらなければならない、古典を重んじ書の道を尊ぶのは、その道のプロを目指す人たちだけでいい、今、多くの人が、日常で苦手意識がなく自由に書けるようになることが求められている、そのことをクリアすることが必要であり、そのカリキュラムを作り上げることが大事であると自身に課題を出しました。  すべての人が上手く書けるようになる土台を作るためには何時間でこのカリキュラムをこなせるだろうか。そこから、苦手な方を対象に(年齢、国籍、左利き全て)実際に私が作り上げたメソッドで指導し全ての人が30時間真剣にやってくれれば実現できるということに行きつきました。 30時間終了後の到達の個人差はもちろんあります。コンプレックスがなくなり普通に書けるようになったという方から、すごく上手く書けるようになった人までいますが、全ての人のコンプレックスは解消され、日常で自信をもって書けるレベルに行きます。
    今では、どんな下手な字を書いていようと、これまでに色々なところに習いに行ったけれどうまくいかなかったとういう方、いくら練習してもダメだったという方々、過去のことには関係なく、何歳であろうと、どこの国の方でも、左利きでも、そういうことに関係なく、上手くなれますと言い切ることができます。これは革命的なことであります。誰が来ても、上手くなれますと言い切れるのは弊社だけです。 どの分野でもそうです。上手くいく人といかない人がいる。合うものと合わないものがある。書の分野に関してもまさしくそうでした。しかし、これからはそうではありません。遺伝とか才能とか、環境とか、そういう言葉を超えた人間本来の持つ力が、書きたいと思う誰でもが上達して自分の思う字を書けるようになる。それを可能にすることができるのです。できないことを目に見えないもののせいにするのではなく、その道の指導者になったのであるならば、これまでのことに関わらず上達させられる指導をして見せろと自分に課したことを達成しました。
これが、動きのメソッドを作り上げた背景です。   

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